お笑い芸人の売れる確率は・・・
0.1%
夢を追いかけるって、本当に大変ですよね。
でも、そんな状況を大きく変えた、まるでドラマのような実話があります。
バイきんぐの小峠英二さんと、ザブングルの加藤歩さんの間にある、熱い師弟愛の物語。
小峠さんが、まだ全く売れていなかった下積み時代。

郊外に住んでいたら売れるものも売れんやろ!
という加藤さんの言葉をきっかけに、人生が大きく動き始めます。
加藤さんは、小峠さんの才能を誰よりも信じ、なんと20万円もの引っ越し資金を、ほぼあげるつもりでポンっと渡したというから驚きです!♪
どうして20万円渡したの?
って思いますよね。
今回の記事では、そのお金の意味について解き明かしていきます。
きっと、あなたも胆な行動を起こす勇気が湧いてくるはずです!

まさか、こんな展開が待っているとは・・・
ザブングル加藤さんが小峠さんに

三軒茶屋に引っ越してこい!
という言葉を掛けました。
これが小峠英二さんの心に火をつけました。
当時の小峠さんは、お金が全くない、いわゆる「極貧」状態でした。
引っ越し資金なんて、夢のまた夢。
多くの人が、夢を追う中で、お金の問題に直面し、諦めてしまうことも少なくありません。
そんな状況下で、加藤さんの「引っ越し資金を出す」という言葉は、まさに救いの手でした。
加藤さんは、小峠さんに「三茶に引っ越すなら、引っ越し資金を全部出してあげる」と提案。
小峠さんが三軒茶屋で物件を探し始めると、加藤さんは「遠くにいると売れるものも売れない」と、改めて都心に住むことの重要性を説いたそうです。
これは、先輩芸人としての経験に基づいた、具体的なアドバイスでした。
小峠さんが三軒茶屋で良い物件を見つけ、加藤さんに電話で確認したところ、加藤さんは「いいよ」と即答。
その言葉通り、加藤さんはすぐに不動産屋に駆けつけ、なんと20万円もの現金を封筒に入れて、小峠さんに渡しました。

お前、これで売れろ!
という加藤さんの言葉には、小峠さんの成功を願う、強い気持ちが込められていました。
この時、加藤さんは、ほぼあげるつもりで20万円を渡したそうです。
この20万円は、単なるお金ではなく、加藤さんの小峠さんへの信頼と期待の証でした。
小峠さんは、この恩を胸に、お笑い芸人として大きく飛躍していくことになります。
もし、この時、加藤さんの援助がなかったら、小峠さんの未来は大きく変わっていたかもしれません。
小峠さんは、その後、「キングオブコント」で優勝。
その賞金から20万円を加藤さんに返済しました。
加藤さんは

こんな気持ちのいいお金の返され方はないわ
と、涙ながらに喜んだそうです。
このエピソードは、お金を超えた、二人の強い絆と友情を示すものとして、多くの人の心を打ちました。

ザブングル加藤さんの20万円の引っ越し資金援助によって、小峠英二さんの生活は大きく変化し始めます。
三軒茶屋への引っ越し後、小峠さんの生活は一変しました。
まず、先輩芸人との交流が格段に増えました。
特に、加藤さんやハリウッドザコシショウさんと頻繁に会うようになり、週に2~3回は一緒に銭湯へ行き、その後飲みに行くというルーティンができたそうです。
これは、芸人として成長するための、貴重な時間となったようです。

もっとこの人に近づきたい、一緒に仕事がしたいという思いは間違いなくモチベーションになる
という小峠さんの言葉が、それを物語っています。
また、三軒茶屋での生活は、ネタ作りの環境も大きく変えました。
朝から夕方までアルバイトをし、夕方から夜は三宿のデニーズでネタを書き、その後、下北沢の公園で相方の西村さんとネタ合わせをするという。
規則正しい生活リズムが生まれたのです。
このデニーズで書いたネタが、後に「キングオブコント」優勝につながるとは、当時は誰も予想できなかったでしょうね。
引越し前は、オーディションに落ち続け、ライブでもスベる日々。
しかし、三軒茶屋に引っ越してからは、状況がゆるやかだが好転していったそうです。
先輩芸人との交流
ネタ作りへの集中
加藤さんの応援
これらが、小峠さんのモチベーションを高めた結果と言えるでしょう。
そして、引っ越しから5年後、小峠さんは「キングオブコント」で見事優勝を果たします。
この一連の出来事は、環境を変えることで、人は大きく成長できるということを教えてくれます。
小峠さんの「キングオブコント」優勝は、加藤さんの助けなしにはありえなかったでしょう。

売れ続けるためには、下積み時代の土台があったほうがいい
という小峠さんの言葉は、苦労を乗り越えることの大切さを教えてくれます。
この記事では、お笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二さんの下積み時代について。
また、ザブングル加藤さんとの心温まる師弟物語を深掘りしてきました。
小峠さんの芸人としての道のりは、決して平坦なものではなかったことが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
この物語は、人の優しさ、友情の大切さ、そして、努力が実を結ぶということを教えてくれています。
東京という街は、チャンスに溢れている一方で、強い意志がなければ、流されてしまう可能性もあります。
だからこそ、自分の中に強い芯を持ち、夢に向かって突き進むことが大切なのでしょうね。

この物語から、「売れる」ということは、単に才能があるだけでなく、周りの人の支えがあってこそ成し遂げられるということが分かりますね